La tapa

ファーストシェリー

ファーストバイトならぬ、ファーストシェリー!!
今回サンルーカルに来て、わたしが最初に買ったシェリーです。スペインに着く前から1本目はこれと決めていました。
日本にはまだ(笑)輸入されていないので、また飲める日を待ち焦がれていました!

Maruja Manzanilla Pasada en Rama
マルハ マンサニージャ パサダ エンラマ

フアンピニェロのシェリーです。


わかりやすいように、熟成期間が短い樽のフロールです。

Pasada(パサダ)とは熟成期間が長いということです。
言いかえると、古酒とか長期熟成ワインといったところでしょうか。
en Rama(エンラマ)は以前解説したのでもうご存じですよね?樽出し生ワインです。


驚いたのは、マンサニージャタイプにもかかわらず平均熟成年数が15年というところ。
というのも、マンサニージャは 液体の表面に フロールという酵母の膜が張り、空気と触れないように熟成します。
この膜を維持するには色々な条件が必要で、とても大変なのです。このシェリーに出会うまで、フロールの寿命は10年だと思っていました。それが15年と聞いた時の衝撃ったら!何度もホアキンに確認してしまったのを覚えています。

長期熟成になると膜は薄くなります。15年維持できている秘密は、機械を使わずに手作業で丁寧に育てているからなんです。

このシェリーの瓶詰めが行われるというではありませんか。半年に1度しか行われない、夢のような現場に立ち会えました♪

まずは樽ごとにシェリーの状態を確認するところから始まります。醸造技術管理士のラミロと醸造責任者のホアキンが1樽ずつ色、香りをチェックしていきます。わたしも同行させてもらいました。経験数が少ないので、香りだけではいまいちどれが最高なのかわかりません…「これはいい」と言われて、これが良い状態なのか!と気づきます。ちゃっかり少しだけ飲んじゃいます(笑)

結果、2樽を除いて商品として出荷するとの決断を下しました。樽内の状態は日々変わるので、また別の機会には良い悪いが変わっていきます。

樽を決めたら取り出す作業です。シェリーを集める容器を洗い、運びます。

残量の確認は専用の棒を使います。どれだけ濡れているかでわかるんですね。

表記は@(アロバ)です。この樽は25@残してあります。各ボデガ(醸造所)でリットル表記だったりもするそう。1@=16.66リットル。なんて馴染みのない単位でしょう。アロバで話しててもまだまだぴんときません。

使っている容器はjarra(ハラ)といいます。容量が2リットルなので、それを目安に取り出していきます。高い位置から注ぐのは空気に触れさせるためです。いい香りが周囲に充満します!

全ての樽からシェリーが集まりました。

瓶詰め前を1番に飲ませてくれた。嬉しい…

味わいは、最初に酸味と塩気が感じられ、後からナッツ、バターの味わいが広がります。その余韻の長いこと。ゆっくり味わいたいシェリーです。

少し文字数が多くなってしまいましたが、丁寧な仕事ぶりが伝わったら嬉しいです。

いつか日本でも飲めますように!!→2019年末から、日本に入荷しています。

それではまた!チャオー!

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